バーチャル日曜学校(2021年7月4日)

◉7月4日(日) バーチャル日曜学校
聖霊降臨後第6主日

◯山手聖公会は現在礼拝の公開を休止しています。それに伴い日曜学校も臨時休校中です。
バーチャル日曜学校にWEBでご参加ください。

【今日のみ言葉】
・マルコによる福音書6章1~6節
イエスはそこを去って故郷にお帰りになったが、弟子たちも従った。安息日になったので、イエスは会堂で教え始められた。多くの人々はそれを聞いて、驚いて言った。「この人は、このようなことをどこから得たのだろう。この人が授かった知恵と、その手で行われるこのような奇跡はいったい何か。この人は、大工ではないか。マリアの息子で、ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンの兄弟ではないか。姉妹たちは、ここで我々と一緒に住んでいるではないか。」このように、人々はイエスにつまずいた。イエスは、「預言者が敬われないのは、自分の故郷、親戚や家族の間だけである」と言われた。そこでは、ごくわずかの病人に手を置いていやされただけで、そのほかは何も奇跡を行うことがおできにならなかった。そして、人々の不信仰に驚かれた。それから、イエスは付近の村を巡り歩いてお教えになった。


[教えて。校長先生]
★校長先生がみ言葉を分かりやすくお話しします。
イエスさまはナザレが育った町で故郷でしたが、救い主として働きを始めてからは、イスラエルのいろいろなところへお弟子さんと一緒に行って、神様はどういう方か、また神様や人々に対してどうすることが神様の御心(みこころ)かを教えました。ところが或る安息日(あんそくび、ユダヤ教の日曜日)に故郷のナザレの会堂(ユダヤ教の教会)でお話をなさったところ、人々は最初はイエスさまの素晴らしい教えや働きに驚いたのに、しだいに「この人は大工ではないか。マリアの息子で、ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンの兄弟ではないか。姉妹たちは、ここで我々と一緒に住んでいるではないか」と言って、イエスさまの素晴らしい教えや働きが神様の力であることをきちんと受け止めることができませんでした。そのことを「イエスさまにつまずいた」と聖書は書いていますね。イエスさまは故郷の人々がイエスさまの神様の力を認められないことに驚き、少しの病人を直すことしかできませんでした。

【日曜の美(The art of Sunday)】
★アートを通して聖書に親しみましょう。『ナザレで受け入れられない』
ナザレでは他の町のように、心から神様の言葉や癒しをイエスさまに求めて集まる人は、少なかったようです。ご自分の育った町に久しぶりに戻ったイエスさまですが、取り囲んだのは好奇と疑いの目をした故郷の人たちでした。彼らの関心は、自分たちと同様に慎ましく暮らしているイエスさまの家族と、片や神の言葉を説く現在のイエスさま本人との格差だったと思われ、それは「この人は大工ではないか」という言葉に表れています。アメリカの画家ジェフ・ワトキンズは、この絵でナザレの人々とイエスさまの緊張感のある雰囲気を印象的に描いています。

ナザレで受け入れられない“"""


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[教会Tips]
★“知ってなるほど”の豆知識:『大工さん』
マンションなど近代的な建物は別として、日本の家の多くは柱や床など木材を基に、大工さんが巧み(匠だけに!)に一から作っていきます。でもイエスさまの時代のユダヤでは、雨や強風が少ないため、家の外壁は石や日干しレンガを簡単に積み上げて作っていました。そして出来た四角い箱型の上にハリとなる木材を掛け、そこに枯れ草や粘土を敷いて屋根(大雨が降ったら簡単に穴があきますね)にしていたそうです。ということで、この時代の家は石工と呼ばれる人たちが建てていました。大工さんはというと、家に取り付ける扉や窓枠・家具などを作る仕事をしていたみたいです。私たちがイメージする、高いところで豪快に仕事する姿とは違い、もう少し繊細な仕事だったようです。イエスさまは大工ヨセフのもとで育ち、成長してからはその仕事を一緒に手伝っていました。おそらくナザレの人たちは、そんな汗して働くイエスさまの姿をいつも見ていたのでしょう。
大工さん

【7月の聖句】
★み言葉を心にいっぱいためて行きましょう。
7月の暗唱聖句は以下の通りです。
見なくても言えるように暗記しましょうね。
『安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。』
(マタイによる福音書 14章27節)


[音のボンボニエール]
ボンボニエールはキャンディ入れのこと。
圭子先生が奏でる、甘ーい「音」召し上がれ!

日本語の苗字(佐々木・田中みたいな)と比べても、英語圏ではその一族がつく職業名にちなんでいることが多いそうです。例えば「パン屋=ベイカー」「かじ屋=スミス」「仕立て屋=テイラー」など、そして「大工さん=カーペンター」。今日お送りする曲は、この苗字を持つ兄妹デュオ「カーペンターズ」の1976年の作品『青春の輝き(I Need to Be in Love)』です。カーペンターズはアメリカ本国だけでなく、イギリスや日本でも人気が高く、多くのヒット曲を残しています。
† 下の絵をクリックすると動画がスタートします
音のボンボニエール

[余計なこと、ひらめいた]
スタッフが感じた、どうでもいいこと書いてます。
ピコーン!

[ジャンル:みんなちがって、みんないい]
夏野菜、春にいろんな苗植えた。
トマト、ピーマン、オクラ…
あれ?茎が紫色で、葉脈も紫色。
ようやく咲いた花も紫色だ!
そこで、「余計なこと、ひらめいた!」
この野菜。そう、ナス。
実がなる前から、ナスと分かるこの姿。
まるで、『誰とも違うよ!』と
自分を猛烈アピールしているみたい。
とても気になります。

それでは、また来週。
外出時はマスク、帰宅時は手洗いを忘れずに!!!
どうぞ健やかにお過ごしください。
教会でまたお会いしましょう。

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