バーチャル日曜学校(2021年7月11日)

◉7月11日(日) バーチャル日曜学校
聖霊降臨後第7主日
◯山手聖公会は現在礼拝の公開を休止しています。それに伴い日曜学校も臨時休校中です。
バーチャル日曜学校にWEBでご参加ください。

各地の大雨被害が伝えられています。被災された方たちが、一刻も早く平和な生活が戻れるよう、私たちも日々の祈りに覚えていきましょう。

【今日のみ言葉】
・マルコによる福音書6章7~13節
そして、十二人を呼び寄せ、二人ずつ組にして遣わすことにされた。その際、汚れた霊に対する権能を授け、旅には杖一本のほか何も持たず、パンも、袋も、また帯の中に金も持たず、ただ履物は履くように、そして「下着は二枚着てはならない」と命じられた。また、こうも言われた。「どこでも、ある家に入ったら、その土地から旅立つときまで、その家にとどまりなさい。しかし、あなたがたを迎え入れず、あなたがたに耳を傾けようともしない所があったら、そこを出ていくとき、彼らへの証しとして足の裏の埃を払い落としなさい。」十二人は出かけて行って、悔い改めさせるために宣教した。そして、多くの悪霊を追い出し、油を塗って多くの病人をいやした。


[教えて。校長先生]
★校長先生がみ言葉を分かりやすくお話しします。
今日の話は先週の続きです。先週の箇所では、イエスさまはご自分のふるさとで神様のことを話したのに、ふるさとの人たちはきちんとイエスさまのお話を聞くことができませんでした。そこでイエスさまは弟子たちを二人ずつ6組(くみ)にして、もっと広く、あちこちの町や村に派遣(はけん)されました。きっと神様のことを人々に教える訓練(くんれん)のためだったでしょう。それはきびしい訓練だったことが分かりますね。「杖一本のほか何も持たず、パンも、袋も、また帯(おび)の中に金も持たず」に行くようにと言われたのです。それは、人々に神様のことを話して、人々がお礼に食べ物をくれるなら、それを食べなさいということです。何ときびしい訓練でしょう!弟子たちは何も食べられない日もあったでしょう。でも、イエスさまはやがてご自分が十字架につけて殺されることをご存知でしたから、そのときの準備としてそうなさったのでした。それがあったからこそ、イエスさまが殺された後、弟子たちはイエスさまのことを世界中に伝えて行くことができたのです。

【日曜の美(The art of Sunday)】
★アートを通して聖書に親しみましょう。『弟子たちに語るイエス』
イメージは美化されると言いますが、イエスさまだけでなく、弟子たちを描いた絵も年代を追うごとに、どんどん美しく繊細(ラノベのイケメンレベル)になっていきました。本来は漁師さんのような、「額に汗して働く人たち」だったのですから、実際にはもっと素朴だったことでしょう。13世紀イタリアの画家ドウッチョは、私たちのそばにいるような普通の人たちとして、リアルな姿を描きました。イエスさまの言葉を一言も漏らさないようにと、懸命に耳を済ます様子から、不器用だがまっすぐな思いが伝わってくるようです。数多くの失敗を重ねながらも、このイエスさまの言葉を、弟子たちは確実に世界へ広めていくのです。

弟子たちに語るイエス“"""


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[教会Tips]
★“知ってなるほど”の豆知識:『イスラエルの季節』
日本列島は現在どんよりとした空が毎日広がっています。これは春から夏への季節の変わり目、「梅雨」だからです。聖書の舞台であるイスラエルは一年中乾燥した砂漠のようなイメージですが、お話にも多く登場するガリラヤ地方(比較的豊富な雨量で緑が多い)では、四季ならぬ三季があります。11月から2月が雨の多く温度の下がる(秋)冬、3月から5月が草木が芽吹いて花開く春、そしてひたすら乾燥する長い夏だそうです。冬の平均最高気温は18度・夏の平均最高気温は28度で、その差は約10度(横浜は21度)と、一年を通して日本ほど大きくありません。今日のみ言葉では「身なり(服装)」の話がありましたが、夏・冬で衣装替えをする日本と異なり、「(下着は二枚着ない、に)あぁ、なるほど…」と分かったような気になります。

【7月の聖句】
★み言葉を心にいっぱいためて行きましょう。
7月の暗唱聖句は以下の通りです。
見なくても言えるように暗記しましょうね。
『安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。』
(マタイによる福音書 14章27節)


[音のボンボニエール]
ボンボニエールはキャンディ入れのこと。
圭子先生が奏でる、甘ーい「音」召し上がれ!

7月7日は七夕(教会とは全く関係ないので大人の事情で割愛)でしたが、今年もあいにくの雨模様で星を見れませんでした。それどころか、連日ニュースで流れている梅雨末期の豪雨被害が心配です。今日はモーツァルト作曲のハ長調K.265番「きらきら星変奏曲」です。「きらきら星」の歌詞が書かれたのは彼の死後のことで、思いもしない愛され方にモーツァルトも天国から苦笑しているかもしれませんね。きれいに輝く夜空の星を1日でも早く見上げることが出来るように、願いを込めてお届けします。
† 下の絵をクリックすると動画がスタートします
音のボンボニエール

[余計なこと、ひらめいた]
スタッフが感じた、どうでもいいこと書いてます。
ピコーン!

[ジャンル:自宅警備員]
我が家の空気清浄機は
一年中部屋の空気を掃除してくれる働き者。
でも、昨日から唸りを上げてフルパワー。
そこで、「余計なこと、ひらめいた!」
何もしてないのに、ランプが真っ赤か!
いったい誰に反応しているのか?
とても気になります。

それでは、また来週。
外出時はマスク、帰宅時は手洗いを忘れずに!!!
どうぞ健やかにお過ごしください。
教会でまたお会いしましょう。

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