バーチャル日曜学校(2021年7月18日)

◉7月18日(日) バーチャル日曜学校
聖霊降臨後第8主日
日曜学校は7月18日をもって春期活動を終了し、これから夏休みに入ります。
新学期の再開は8月29日を予定です。
また元気な笑顔で、教会でお会いしましょう。
(新型コロナウイルスの感染状況により変更もあり)

【今日のみ言葉】
・マルコによる福音書6章30~44節
さて、使徒たちはイエスのところに集まって来て、自分たちが行ったことや教えたことを残らず報告した。 イエスは、「さあ、あなたがただけで人里離れた所へ行って、しばらく休むがよい」と言われた。出入りする人が多くて、食事をする暇もなかったからである。 そこで、一同は舟に乗って、自分たちだけで人里離れた所へ行った。 ところが、多くの人々は彼らが出かけて行くのを見て、それと気づき、すべての町からそこへ一斉に駆けつけ、彼らより先に着いた。 イエスは舟から上がり、大勢の群衆を見て、飼い主のいない羊のような有様を深く憐れみ、いろいろと教え始められた。 そのうち、時もだいぶたったので、弟子たちがイエスのそばに来て言った。「ここは人里離れた所で、時間もだいぶたちました。 人々を解散させてください。そうすれば、自分で周りの里や村へ、何か食べる物を買いに行くでしょう。」 これに対してイエスは、「あなたがたが彼らに食べ物を与えなさい」とお答えになった。弟子たちは、「わたしたちが二百デナリオンものパンを買って来て、みんなに食べさせるのですか」と言った。 イエスは言われた。「パンは幾つあるのか。見て来なさい。」弟子たちは確かめて来て、言った。「五つあります。それに魚が二匹です。」 そこで、イエスは弟子たちに、皆を組に分けて、青草の上に座らせるようにお命じになった。 人々は、百人、五十人ずつまとまって腰を下ろした。 イエスは五つのパンと二匹の魚を取り、天を仰いで賛美の祈りを唱え、パンを裂いて、弟子たちに渡しては配らせ、二匹の魚も皆に分配された。 すべての人が食べて満腹した。 そして、パンの屑と魚の残りを集めると、十二の籠にいっぱいになった。 パンを食べた人は男が五千人であった。


[教えて。校長先生]
★校長先生がみ言葉を分かりやすくお話しします。
今日も、イエスさまがなさった奇跡(きせき)のことが書かれていますね。「奇跡」というのは神様だけができる不思議な働きのことでしたね。イエスさまは「神様の子」でしたから、たくさん奇跡をなさいました。でも、奇跡は神様だけでなさるのではありません。人間が神様の働きに協力するときに、起こるのです。今日のところでも、イエスさまは弟子たちに「あなた方があの人たちに食べ物をあげなさい」とおっしゃいました。弟子たちがびっくりして「わたしたちが二百デナリオンものパンを買って来て、みんなに食べさせるのですか」と訊(き)くと、イエスさまは「パンは幾つあるのか。見て来なさい」と言われました。弟子たちがイエスさまの話を聞いていた五千人くらいの人たちを調べてきて「パンが五つと魚が二匹ありました」と答えると、イエスさまはお祈りをしてから、その五つのパンと二匹の魚を細かく分けては弟子たちに配らせたのですが、あんなに大勢の人が食べて満腹したのに、残りもたくさんあったのでした。イエスさまという方は何と驚(おどろ)くべき、素晴(すば)らしい働きをなさる方でしょう!

【日曜の美(The art of Sunday)】
★アートを通して聖書に親しみましょう。『ヘロデ王の前で踊るサロメ』
先週(マルコ6:7〜13)と今週の(マルコ6:30〜44)のみ言葉の間には不思議な空きがありますが、ここにあるのは「洗礼者ヨハネの死」。ヨハネとイエスさまの出会いの場面は多く取り上げられ、誰もが知っているものの、ヨハネの生涯はあっけなく幕を閉じました。ヨハネから自身と妻へロディアの素行を厳しく非難されたヘロデ王は、彼を捕らえたものの、その扱いに困っていました。しかし、ある祝宴で見事な踊りを見せたサロメという義理の娘をヘロデはほめたたえ、「欲しいものはなんでも与えよう」と言ってしまいます。ヨハネを憎む母へロディアに耳打ちされたサロメは「ヨハネの首」を望みました。19世紀フランスの画家、ギュスターヴ・モローはこのテーマで多くの作品を残していて、処刑されたヨハネの首を指差す「出現」が特に有名です。この「ヘロデ王の前で踊るサロメ」では、なまめかしく踊るサロメの後ろに悪母へロディアと思われる女の姿も見え、これから始まる悪夢のような光景を連想させます。

ヘロデ王の前で踊るサロメ“"""


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[教会Tips]
★“知ってなるほど”の豆知識:『パン』
日本では世界の国々の料理を、家庭や店で普通に食べますが、こんな国はどこにもないそうです。それだけ食いしん坊であると同時に、食のタブー(禁止されること)がないということでしょう。さて、当時のユダヤの庶民(王様や大金持ちではない)は、旧約聖書で食べることを許されたものを、ほぼ毎日同じように食べていました。その代表がパンと言われます。古くは小麦や大麦を自分たちでひいて粉にし、さらに水と塩を加えて混ぜ合わせて発酵をさせ、かまどや熱した石で焼きました。※「過越の祭り」は発酵させないパンを食べる。
その味は、私たちがインド料理屋さんで食べるナンやロティ(あんなには美味しくない?)にちょっと似てるかもしれません。もっと時代が下ると、専門のパン職人が焼いたものを普通に買うようになっていきました。今日のみ言葉からは、そんな庶民の暮らしの様子が伺えます。パン

【7月の聖句】
★み言葉を心にいっぱいためて行きましょう。
7月の暗唱聖句は以下の通りです。
見なくても言えるように暗記しましょうね。
『安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。』
(マタイによる福音書 14章27節)


[音のボンボニエール]
ボンボニエールはキャンディ入れのこと。
圭子先生が奏でる、甘ーい「音」召し上がれ!

これまでこのコーナーでは、さまざまな名曲を数々をお届けしてきましたが、今回は特別編「世界はメロディーであふれてる」です。私たちの身の回りは、たくさんの音やメロディーであふれています。教会に行く時によく使われる駅はみなとみらい線の「元町・中華街」。ここから教会までの音たちを、今日は一緒に探しましょう。電車発車音のジングル、点字用の誘導音、山手十番館(資料館)の時報を再現してみましたよ。夏休みが終わったら、本物を聞きながら教会に行けるといいですね。
† 下の絵をクリックすると動画がスタートします
音のボンボニエール

[余計なこと、ひらめいた]
スタッフが感じた、どうでもいいこと書いてます。
ピコーン!

[ジャンル:足の細い人]
家の最寄り駅そばで、
タワーマンション建築中。
気が付くと、空に向かって
巨大なクレーンが出現。
そこで、「余計なこと、ひらめいた!」
驚くほど細長だけど、
これってなんで、グラグラしないのか!?
とても気になります。

それでは、楽しい夏休みを!
外出時はマスク、帰宅時は手洗いを忘れずに!!!
どうぞ健やかにお過ごしください。
教会でまたお会いしましょう。

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