バーチャル日曜学校(2021年9月5日)

◉9月5日(日) バーチャル日曜学校
聖霊降臨後第15主日
◯神奈川県に発令中の緊急事態宣言が解除されるまでは、バーチャル日曜学校にご参加ください。

【今日のみ言葉】
・マルコによる福音書7章31~37節
それからまた、イエスはティルスの地方を去り、シドンを経てデカポリス地方を通り抜け、ガリラヤ湖へやって来られた。人々は耳が聞こえず舌の回らない人を連れて来て、その上に手を置いてくださるようにと願った。そこで、イエスはこの人だけを群衆の中から連れ出し、指をその両耳に差し入れ、それから唾をつけてその舌に触れられた。そして、天を仰いで深く息をつき、その人に向かって、「エッファタ」と言われた。これは、「開け」という意味である。すると、たちまち耳が開き、舌のもつれが解け、はっきり話すことができるようになった。イエスは人々に、だれにもこのことを話してはいけない、と口止めをされた。しかし、イエスが口止めをされればされるほど、人々はかえってますます言い広めた。そして、すっかり驚いて言った。「この方のなさったことはすべて、すばらしい。耳の聞こえない人を聞こえるようにし、口の利けない人を話せるようにしてくださる。」


[教えて。校長先生]
★校長先生がみ言葉を分かりやすくお話しします。
あなたは、イスラエルの国の大きさはどれくらいか、知っていますか?今のイスラエルは日本の四国くらいです。とても小さい国ですね。イエスさまは、お弟子さんたちを連れて、そのイスラエルの国のあちらこちらを歩いてまわって、神様のこと、本当の愛のことなど、大切なことをたくさん教えてくださいました。今日の箇所でも、「ティルスの地方を去り、シドンを経てデカポリス地方を通り抜け、ガリラヤ湖へやって来られた」と書かれていますね。
そのイエスさまのお話を聞こうと、いつも大勢(おおぜい)の人たちがイエスさまのまわりについてまわっていましたが、お話を聞くだけでなく、イエスさまから病気をなおしていただこうと、ついて回(まわ)る人も大勢いました。今日のところでは、耳が聞こえず、話ができない一人の人を人々が連れてきて、イエスさまになおしてあげて下さいとお願いしていますね。イエスさまはその人を脇(わき)へつれて行き、その人の耳と舌にさわって、「開け」と言ってなおしてあげたのでした。私たちも言いましょう。「この方のなさったことはすべて、すばらしい。」

【日曜の美(The art of Sunday)】
★アートを通して聖書に親しみましょう。『耳の不自由な男を癒す』
17世紀、ヨーロッパ最強国のスペインから独立したオランダでは、海外との交易で新たに豊かになった市民の間で室内装飾に用いる絵画が流行しました。これまで主流だった教会に飾られる荘厳な宗教画ではなく、普通の人物や果実・器など静物、風景を描く新しいジャンルがこの時期に登場しています。オランダの画家バルトロメウス・ブレーンベルフはこの作品で、古代遺跡を思わせる壮大な背景の中に、今日の日課の出来事をごく慎ましく描きました。聖書の一場面を視覚的に理解させるという働きを持っていた宗教画も、この時期にカジュアル化・大衆化が進んだということかもしれません。

耳の不自由な男を癒す“"""


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[教会Tips]
★“知ってなるほど”の豆知識:『デカポリス』
1世紀頃のユダヤ地方は多くの部族が混じり合って住んでおり、旧約聖書の舞台であるユダヤを中心にサマリア、ガリラヤなど、それぞれが独自の文化や習慣を持っていました。今日登場したデカポリスもその一つで、イエスさまの故郷ガリラヤから見て、湖を挟んだ南東に位置しているこの地は、デカポリス(ギリシア語で10の都市という意味)というその名の通り、ギリシア語を話す人々が多く暮らす場所だったようです。この「異国の地」の多くの人びとがイエスさまに付き従い、イエスさまもさまざまな奇跡を起こしたと聖書には記されています。
デカポリス

【9月の聖句】
★み言葉を心にいっぱいためて行きましょう。
9月の暗唱聖句は以下の通りです。
見なくても言えるように暗記しましょうね。
『帰りなさい。あなたが信じたとおりになるように。』
(マタイによる福音書 8章13節)


[音のボンボニエール]
ボンボニエールはキャンディ入れのこと。
圭子先生が奏でる、元気になる「音」召し上がれ!

オリンピック・パラリンピックというスポーツの季節が終わります。開催までさまざまな意見があったものの、選手たちが見せた美しい姿や一瞬の表情、活躍に多くの人たちが喝采を贈ったことでしょう。このオリンピックで日本選手が獲得したメダルは58個と過去最高でしたね。
さて、今日ご紹介するヘンデル作曲の「見よ 勇者は帰る」は、オラトリオ「ユダス・マカベウス」の中で祖国のために活躍した英雄を人々が歌いながら迎える曲でした。のちにこの曲は大きな働きや活躍した人を讃える場面(表彰式!!)で、多く演奏されるようになります。日本にもイギリスからメロディーが伝わって、日本初の軍楽隊演奏曲に加えられたそうです。そう言えば、この曲は聖歌319番「よろべや たたえよや」として教会でも親しまれていました。感染症に打ち克って教会でみんなが再び交わえる日、この曲を大きな声で歌いたいと思いませんか。
† 下の絵をクリックすると動画がスタートします
音のボンボニエール

[余計なこと、ひらめいた]
スタッフが感じた、どうでもいいこと書いてます。
ピコーン!

[ジャンル:18禁]
今年の夏も鬼のように暑かった。
気温35度の日、魅力的なものコンビニで見つけた。
その名も「からめん(からい麺)」。
ん〜美味しっ。
ジワジワ額に汗がぁ〜熱ぅ〜暑ぅ〜
そこで、「余計なこと、ひらめいた!」
からいもの食べたら猛烈に汗が吹きでるのに
なんでもっと食べたくなるの?
とても不思議です。

それでは、また来週。
外出時はマスク、帰宅時は手洗いを忘れずに!!!
どうぞ健やかにお過ごしください。

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