バーチャル日曜学校(2022年3月20日)

◉3月20日(日) バーチャル日曜学校
大斎節第3主日
◯神奈川県に適用中のまん延防止等重点措置が解除されるまでは、バーチャル日曜学校にご参加ください。3月27日から再開予定です。

【今日のみ言葉】
・ルカによる福音書13章1~9節
ちょうどそのとき、何人かの人が来て、ピラトがガリラヤ人の血を彼らのいけにえに混ぜたことをイエスに告げた。イエスはお答えになった。「そのガリラヤ人たちがそのような災難に遭ったのは、ほかのどのガリラヤ人よりも罪深い者だったからだと思うのか。決してそうではない。言っておくが、あなたがたも悔い改めなければ、皆同じように滅びる。また、シロアムの塔が倒れて死んだあの十八人は、エルサレムに住んでいたほかのどの人々よりも、罪深い者だったと思うのか。決してそうではない。言っておくが、あなたがたも悔い改めなければ、皆同じように滅びる。」そして、イエスは次のたとえを話された。「ある人がぶどう園にいちじくの木を植えておき、実を探しに来たが見つからなかった。そこで、園丁に言った。『もう三年もの間、このいちじくの木に実を探しに来ているのに、見つけたためしがない。だから切り倒せ。なぜ、土地をふさがせておくのか。』園丁は答えた。『御主人様、今年もこのままにしておいてください。木の周りを掘って、肥やしをやってみます。そうすれば、来年は実がなるかもしれません。もしそれでもだめなら、切り倒してください。』」


[教えて。校長先生]
★校長先生がみ言葉を分かりやすくお話しします。
★今週は都合により、お休みします

【日曜の美(The art of Sunday)】
★アートを通して聖書に親しみましょう。『いちじくの木を呪う』
今日ご紹介するのは18世紀イタリアのバロック画家、ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロの作品『いちじくの木を呪う』です。英語で「フィグ」と呼ばれ、ケーキやパンに乾燥した実を使うことが多い「いちじく」。生で食べることはあまり無いかも知れませんが、その実は柔らかく、とても甘い上に栄養価も高く、古くからオリーヴやブドウの木と同じように、幸福・平和・豊かさを象徴とされました。しかし、いちじくはこの時代のイエスラエルの民も指していて、「豊かに葉を茂らせているものの、さっぱり実を結ばない」のは、ファリサイ派や律法学者たちに向けた「形だけこだわっていても中身が伴わない」という痛烈な皮肉でもあるのです。

いちじくの木を呪う“"""


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[教会Tips]
★“知ってなるほど”の豆知識:『シロアムの塔』
エルサレム南部にある池のそばに立っていた塔は、その地名をとって「シロアムの塔」と呼ばれていました。ギホン川から引いた水を貯めておく給水塔だったか、町を警備するための監視塔だったのかは不明ですが、ある日崩壊して多く人が亡くなるという事件がありました。このことはエルサレムの人たちに衝撃を与え、言葉を聞いただけで「突然自分を襲う大きな災い」を容易にイメージ出来たのでしょう。またこの事件で犠牲になった人たちは、根拠もなく「神様の怒りに触れて罰を受けた」と噂されていたことを窺わされます。

シロアムの塔“"""


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【3月の聖句】
★み言葉を心にいっぱいためて行きましょう。
3月の暗唱聖句は以下の通りです。
見なくても言えるように暗記しましょうね。
『神は御自分にかたどって人を創造された。』
(創世記 第1章27節)


[音のボンボニエール]
ボンボニエールはキャンディ入れのこと。
圭子先生が奏でる、ひとつにあつまった美しい音、召し上がれ!

今日お届けするのは、ヨハン・ゼバスティアン・バッハの『管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068』の第2曲「エール (Air)」。別名「G線上のアリア」で良く知られていますが、誕生から100年の後、オリジナルをヴァイオリニストのアウグスト・ウィルヘルミがピアノ伴奏付きのヴァイオリン独奏のために編曲したもの。「G線」とはヴァイオリンの持つ4つの弦の一番太く、一番下の音が出るG線のことで、ウィルヘルミの編曲では他線を使わずに演奏することから、そう呼ばれるようになりました。せっかく4本弦が張ってあるのに、わざわざ1本しか使わずに演奏する話題性もあり、皮肉にも「(バッハが作った)G線上のアリア」として、広く後世に知られるようになったそうです。しかしこの曲の持つ本来の魅力はそれではなく、静かに祈りを唱えているような、厳かで美しいメロディではないでしょうか。
† 下の絵をクリックすると動画がスタートします
音のボンボニエール

[余計なこと、ひらめいた]
スタッフが感じた、どうでもいいこと書いてます。
ピコーン!

[ジャンル:気ままな旅人]
お財布の中に、古い硬貨を見つけた。
昭和三十七年の1円玉。
西暦に直すと…1962年。60年前⁉︎
昭和•平成•令和と、色んな人のお財布に入って、
色んな町を旅してきたに違いない。

そこで余計なこと、ひらめいた!

硬貨には年号が書かれているのに、どうして
紙幣には書かれていないの?
なんだかとても気になります。

それでは、また来週。
外出時はマスク、帰宅時は手洗いを忘れずに!!!
どうぞ健やかにお過ごしください。
教会でまたお会いしましょう。

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