バーチャル日曜学校(2022年3月13日)

◉3月13日(日) バーチャル日曜学校
大斎節第2主日
◯神奈川県に適用中のまん延防止等重点措置が解除されるまでは、バーチャル日曜学校にご参加ください。

【今日のみ言葉】
・ルカによる福音書13章31~35節
ちょうどそのとき、ファリサイ派の人々が何人か近寄って来て、イエスに言った。「ここを立ち去ってください。ヘロデがあなたを殺そうとしています。」 イエスは言われた。「行って、あの狐に、『今日も明日も、悪霊を追い出し、病気をいやし、三日目にすべてを終える』とわたしが言ったと伝えなさい。 だが、わたしは今日も明日も、その次の日も自分の道を進まねばならない。預言者がエルサレム以外の所で死ぬことは、ありえないからだ。 エルサレム、エルサレム、預言者たちを殺し、自分に遣わされた人々を石で打ち殺す者よ、めん鳥が雛(ひな)を羽の下に集めるように、わたしはお前の子らを何度集めようとしたことか。だが、お前たちは応じようとしなかった。 見よ、お前たちの家は見捨てられる。言っておくが、お前たちは、『主の名によって来られる方に、祝福があるように』と言う時が来るまで、決してわたしを見ることがない。」


[教えて。校長先生]
★校長先生がみ言葉を分かりやすくお話しします。
イエスさまの国、イスラエルには昔からユダヤ教という宗教がありました。イエスさまはそのユダヤ教に対して別の新しい宗教を起こされたのです。「ファリサイ派」というのはユダヤ教の中の一つのグループでした。イスラエルの国の王様だったヘロデはイエスさまがだんだん有名になって来たのでイエスさまを殺そうとしました。ファリサイ派の人がそのことをイエスさまに教えて、エルサレムから別の所へ行ってくださいと言ったのですね。それに対してイエスさまはヘロデのことを「狐」と呼んで、「私は今日も明日も、悪霊を追い出し、病気をいやし、三日目にすべてを終える」とヘロデに言いなさいと答えています。「三日目にすべてを終える」とはイエスさまが復活されることを言っているのでしょう。イエスさまは自分が殺されることが分かっていても、神様のことを正しく伝えなければならないと考えていらっしゃるのです。そして「エルサレム、エルサレム、‥‥見よ、おまえ達の家は見捨てられる」と悲しみをこらえながら言っていらっしゃいます。

【日曜の美(The art of Sunday)】
★アートを通して聖書に親しみましょう。『おんどりとめんどりを襲う狐』
今日ご紹介するのは18世紀フランスの画家ジャン=バティスト・ウードリーの作品です。彼は宮殿の装飾画を多く残していますが、猟犬や狩りなど、主に動物を得意としていました。「狐から命がけでひなを守る鳥」という今日のみ言葉のテーマは、言うまでもなく、全ての人間の罪を背負い、自らを犠牲として十字架上で死なれたイエスの姿を思わせます。そのため多くの画家に取り上げられていますが、動物を数多く描いたウードリーらしいこの作品には、飛び上がり襲いかかろうとしている狐や、翼を大きく広げて威嚇するおんどり、背を向けてひなを翼の下に隠して守ろうとするめんどりなど、瞬間を切り取ったような躍動感にあふれています。

おんどりとめんどりを襲う狐“"""


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[教会Tips]
★“知ってなるほど”の豆知識:『ヘロデ(アンティパス)』
エルサレムはダビデ王が建設した、古くからのユダヤ人の政治・宗教の都です。神殿を中心として作られた街は、二回にわたる異民族からの征服・破壊から復興し、その後長らく繁栄を続けていました。イエスさまが見ているのは、「ヘロデ大王」(幼子イエスを殺そうとした)が増築した壮麗な第三神殿と言われています。この時のエルサレムはローマ帝国の支配下、ローマから派遣された総督に監視を受けていましたが、実際に治めていたのは今日登場する領主「ヘロデ(アンティパス)」でした。「ヘロデ」は父親である「ヘロデ大王」ほど野心はなかったようですが、一方で民衆から絶大な人気を集めていた「(洗礼者)ヨハネ」を恐れるあまり、投獄・処刑する残忍な顔も持ち合わせていました。ヨハネ同様に人びとから待望され始めたイエスさまを「ヘロデ」が嫉妬して、命を狙っていたことは容易に想像がつきます。

【3月の聖句】
★み言葉を心にいっぱいためて行きましょう。
3月の暗唱聖句は以下の通りです。
見なくても言えるように暗記しましょうね。
『神は御自分にかたどって人を創造された。』
(創世記 第1章27節)


[音のボンボニエール]
ボンボニエールはキャンディ入れのこと。
圭子先生が奏でる、ニャンともいやされる「音」召し上がれ!

ワガハイは猫である。 名前はまだ無い。生意気に人間たちもそうらしいが、優秀なワガハイの種族は音楽を聞いてリラックスしているにゃ。特に好きなのはクラシック、中でもモーツァルト。ワガハイたちの好きな高周波音(獲物の小動物の鳴き声が、超音波なので本能的に快感を感じる)の連続が最高にゃ。デジタル信号じゃない、自然界のリズム“ゆらぎ”の音に身を任せることで、脳を活性化させ、なおかつ免疫力を高める働きがあるのにゃ。春になると人間たちはクシャミや鼻水で苦しんでおるが、ワガハイを見習って、モーツァルトでリラックスして欲しいもんだにゃ。もっとも、ワガハイの家来「苦沙弥(クシャミ)先生」などは一年中、クシャミに苦しんどるがの。

† 下の絵をクリックすると動画がスタートします
音のボンボニエール

[余計なこと、ひらめいた]
スタッフが感じた、どうでもいいこと書いてます。
ピコーン!

[ジャンル:ど根性物語]
近所のお宅の前のサボテンは、
電柱の高さを抜き、
3階の窓にまで伸びている巨大なもの。
10メートルは優に超えているはず。
倒れないようにと、
壁に付けられた鉄柱で支えられています。

そこで余計なこと、ひらめいた。

何年かかって、こんなにまで成長したのだろう。
初めは、どれ位の大きさだったのだろう。
そして、どこまで伸び続けるのだろうと。
なんだかすごく気になります。

それでは、また来週。
外出時はマスク、帰宅時は手洗いを忘れずに!!!
どうぞ健やかにお過ごしください。
教会でまたお会いしましょう。

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