バーチャル日曜学校(2021年2月28日)
◉2月28日(日) バーチャル日曜学校
大斎節第二主日
教会の暦は2月17日(水)から「レント(大斎節)」に入りました。
レントはイエスさまご自身が荒野で40日間過ごされ、悪魔の試みを受けられながら神さまと対話されたことを覚え、私たちも自らの信仰を静かに見つめて過ごす期間です。
◯日曜学校は現在休校中です。
「バーチャル日曜学校」を開校していますので、WEBで出席してください。
・マルコによる福音書 第8章31~38節
それからイエスは、人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちから排斥されて殺され、三日の後に復活することになっている、と弟子たちに教え始められた。 しかも、そのことをはっきりとお話しになった。すると、ペトロはイエスをわきへお連れして、いさめ始めた。 イエスは振り返って、弟子たちを見ながら、ペトロを叱って言われた。「サタン、引き下がれ。あなたは神のことを思わず、人間のことを思っている。」 それから、群衆を弟子たちと共に呼び寄せて言われた。「わたしの後に従いたい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。 自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのため、また福音のために命を失う者は、それを救うのである。 人は、たとえ全世界を手に入れても、自分の命を失ったら、何の得があろうか。 自分の命を買い戻すのに、どんな代価を支払えようか。 神に背いたこの罪深い時代に、わたしとわたしの言葉を恥じる者は、人の子もまた、父の栄光に輝いて聖なる天使たちと共に来るときに、その者を恥じる。」
[教えて。校長先生]
★校長先生がみ言葉を分かりやすくお話しします。
教会の「しるし」は何か知っていますか?そうです。「十字架(じゅうじか)」ですね。十字架が屋根についている建物は教会だとすぐわかります。でも、なぜ十字架が教会のしるしなのでしょう。それはイエスさまが十字架につけられて殺されたからです。どうして十字架につけられたのですか?イエスさまは神さまを「天のお父様」と呼んで、神さまのことをたくさんの人々に教えたのに、それを怒ってイエスさまを十字架につけた人たちがいたのです。何というひどい人たちでしょう!でも、イエスさまはそんなひどいことをした人たちのこともゆるしてあげてくださいと神さまにおねがいして、十字架の上で息を引き取られたのでした。そして世界中の人に、「あなたも私と同じようにしてください。同じようにする人は体は死んでも、永遠に生きるのです。みんながそうするとき、はじめて本当の平和が実現します」と教えてくださったのでした。イエスさまの十字架はそんなに大切なことなのに、「そんなこと言わないで下さい」と言ったペテロをイエスさまは叱っていますね。私たちもイエスさまのこの大切な言葉を深く胸に刻みましょう。
[教会Tips]
★“知ってなるほど”の豆知識:『レントの食べ物』
教会は今、レント(大斎節、四旬節と呼ぶ人たちも)中。アッシュ・ウェンズデイ(灰の水曜日)から始まりイースター(復活日)まで6回の日曜を挟んだ40日間を慎ましく過ごします。その昔はこの時期、日の出から日没まで断食をする習慣もあった(イスラム教のラマダーンみたい?)そうです。また肉・卵・乳製品と酒などが避けられた、魚中心の質素な食卓だったそうで、肉食中心の欧米の人たちにとってはさぞ辛かったことでしょうね。
さてイースターが近くなると元町の洋菓子店には『ホットクロスバンズ』が並んでいたことを思い出します。ホットクロスバンズは表面に十字(クロス)をかたどり、中はドライカレンズやフルーツが入ったシナモン風味の素朴で甘い丸パンです。老舗「喜久屋洋菓子舗」のホームページには、山手居留地に住む欧米の婦人たちが多くのレシピを持ち寄って教えてくれたとあります。
※喜久屋さんのホームページはこちら。今年もホットクロスバンズを作るそうです。
【日曜の美(The art of Sunday)】
★アートを通して聖書に親しみましょう。
またやってしまいました、ペテロさん。この人、本名シモンでなく信仰の堅さからペテロ(「岩」の意味)と呼ばれる一番弟子でありながら、一番怒られている人(たぶん)と言われています。ご自身の死を予告したイエスさまに、「あなたはかけがえがない人ですから、そんなこと言ってはダメです」といさめた結果が、あのキビシイお言葉「退け、サタンよ」。サタン(悪魔)とされたペテロは「えぇー!?」の驚きだったでしょうね。この話には前振りがあって、ペテロは「私を何者だと思っているのか」とのイエスさまの問いに、「あなたは間違いなく救い主!(キリッ)」宣言して、褒められたばかりでした。その直後、今度は人の子としてイエスさまを思ったことを叱られているのです。そこで重要なのは『(イエスは)弟子たちを見ながら、ペテロを叱った』事実。弟子たちのリーダーだと認めていたからこそ、その模範となるようイエスさまはペテロを特別厳しく扱ったのかもしれません。今日の絵ではそんなペテロと弟子たちをティソが表現豊かに描いています。
† 下の絵をクリックすると動画が展開します。
【2月の聖句】
★み言葉を心にいっぱいためて行きましょう。
2月の暗唱聖句は以下の通りです。
見なくても言えるように暗記しましょうね。
『愛することのない者は神を知りません。神は愛だからです。』
(ヨハネ第一の手紙 4章8節)
[音のボンボニエール]
ボンボニエールはキャンディ入れのこと。
圭子先生が奏でる「音」の数々召し上がれ!
キリスト教文化圏の国の人たちにとって、聖書はごく身近なものなんだと気づかされる時があります。普段は不良キャラのアーティストたちの思考や言葉が、意外にも旧約からの比喩であったり。それは学んだというより、自然に吸収していたという感じでしょうか。さて今日、圭子先生がご紹介するのはビートルズの「Let it be」。人気TV番組「家、ついて行って××××××」の挿入歌に使われていますが、歌詞の根底にあるのは「全ては神のみ手の中で」というもの。普通の家庭にもある様々な人間ドラマを応援するメッセージソングなのかなぁと思ったりします。
† 下の絵をクリックすると音が流れます。
[余計なこと、ひらめいた]
スタッフが感じた、どうでもいいこと書いてます。
[ジャンル:花鳥風月]
今年も我が家にメジロがやって来た。
ベランダの河津桜が咲くころに、必ず挨拶に来るメジロ。
そこで、「余計なこと、ひらめいた。」
春が来たことも教えていないのに
こんな高い所の桜めがけて毎年来てくれるのはなぜなのか?
とても不思議です。
それでは、また来週。
外出時はマスク、帰宅時は手洗いを忘れずに!!!
どうぞ健やかにお過ごしください。
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