ﾊﾞｰﾁｬﾙ日曜学校（2021年9月12日）

【今日のみ言葉】
・マルコによる福音書8章27～38節
◆ペトロ、信仰を言い表す
イエスは、弟子たちとフィリポ・カイサリア地方の方々の村にお出かけになった。その途中、弟子たちに、「人々は、わたしのことを何者だと言っているか」と言われた。弟子たちは言った。「『洗礼者ヨハネだ』と言っています。ほかに、『エリヤだ』と言う人も、『預言者の一人だ』と言う人もいます。」そこでイエスがお尋ねになった。「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」ペトロが答えた。「あなたは、メシアです。」するとイエスは、御自分のことをだれにも話さないようにと弟子たちを戒められた。
◆イエス、死と復活を予告する
それからイエスは、人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちから排斥されて殺され、三日の後に復活することになっている、と弟子たちに教え始められた。しかも、そのことをはっきりとお話しになった。すると、ペトロはイエスをわきへお連れして、いさめ始めた。イエスは振り返って、弟子たちを見ながら、ペトロを叱って言われた。「サタン、引き下がれ。あなたは神のことを思わず、人間のことを思っている。」それから、群衆を弟子たちと共に呼び寄せて言われた。「わたしの後に従いたい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのため、また福音のために命を失う者は、それを救うのである。人は、たとえ全世界を手に入れても、自分の命を失ったら、何の得があろうか。自分の命を買い戻すのに、どんな代価を支払えようか。神に背いたこの罪深い時代に、わたしとわたしの言葉を恥じる者は、人の子もまた、父の栄光に輝いて聖なる天使たちと共に来るときに、その者を恥じる。」

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［教えて。校長先生］
★校長先生がみ言葉を分かりやすくお話しします。
今日の前半の所では、イエスさまが弟子たちに「人々は私のことを何者だと言っているか」と訊（き）かれたので、弟子たちがいろいろ答えると、イエスさまは「では、あなたたちは私を何者だと言うか」と訊かれたので、ペテロが「あなたはメシア（救い主）です」と答えると、イエスさまはそのことを誰にも話さないようにいとおっしゃっています。なぜそうおっしゃったのでしょう。きっと深く心にきざんでおいてほしいからでしょう。
次の箇所では、イエスさまはやがてご自分が十字架にかけられて殺されることを話し、三日後に「復活する」（生き返る）と弟子たちに話しています。「そんな話しはしないで下さい」とペテロが頼むと、イエスさまは「サタン（悪魔）、引き下がれ、あなたは神のことを思わず、人間のことを思っている」と言われたのでした。そして「私の弟子になりたい人は、私にならって、自分の十字架を背中に負って私に従いなさい」とおっしゃいました。そのとおりにするときに、はじめて、私たちは、イエスさまにならって、死んでも死なない「永遠の命」（えいえんのいのち）を生きることができると教えてくださったのです。教会のしるしは十字架ですね。それは十字架こそ、イエスさまにならってわたしたち人間が永遠に生きる道筋だからです。

【日曜の美（The art of Sunday）】
★アートを通して聖書に親しみましょう。『最後の審判』
『最後の審判』は、15世紀フランドル地方（現オランダ）の画家ハンス・メムリンクが描いた三連の祭壇画です。この絵は3枚の板絵の左側部分、中央には再臨したイエス・キリストが善と悪を選別するという“最後の審判”、右側は罰せられて地獄に堕ちていく悪人たちとなっています。この絵の左側は救われた人たちで、手に天国の門の鍵を持つ聖ペテロと天使たちによって導かれていく様子が描かれています。この作品はフィレンツェのバディア・フィエソラーナ教会に飾られるために描かれたものの、完成後に船でイタリアに向けて運搬中、略奪によってバルト海の港湾都市グダニスク（別称ダンツィヒ）に渡り、以降そのまま飾られているという不思議な運命を持っています。

［教会Tips］
★“知ってなるほど”の豆知識：『聖ペテロ』
ペテロ（ペトロ）は数いる弟子たちの中でもリーダー的な存在です。本名はシモンですが、イエスさまを「メシア、生ける神の子」と認めた時から、彼は「ペトロ（岩の意味）」と呼ばれるようになりました。共観福音書であるマタイ16章18節には、今日の出来事の中でイエスさまがペテロに向かって、「あなたはペトロ、私はこの岩の上に教会を建てよう。私はあなたに天国の鍵を授ける」と言ったと記されています。このことからペテロを描く際の持ち物（アトリビュート）は鍵です。天使に囲まれた門のような場所にいる人物の手に鍵があったら、それはペテロで間違いありません。そんな一番信頼されていた弟子のペテロですが、イエスさまが逮捕された際には逃げ出し、自分も罪を負わされるのを恐れて三度「知らない」と言ったことが有名ですね。しかしイエスさまが復活・昇天してからは、他の弟子たちと同様に神さまの言葉を精力的に説き歩き、ローマで壮絶な最後を迎えたと伝えられています。

【9月の聖句】
★み言葉を心にいっぱいためて行きましょう。
9月の暗唱聖句は以下の通りです。
見なくても言えるように暗記しましょうね。
『帰りなさい。あなたが信じたとおりになるように。』
（マタイによる福音書 8章13節）

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［音のボンボニエール］
ボンボニエールはキャンディ入れのこと。
圭子先生が奏でる、元気になる「音」召し上がれ！
今日お届けする曲は、映画「アラジン」から『ア・ホール・ニューワールド』。「すべて（ホール）が新しい世界（ニュー・ワールド）を見せてあげる」と、王女ジャスミンを魔法のじゅうたんで空の旅に誘うアラジンのパワーワードが「僕を信じろ」。王宮に閉じ込められ退屈で物足りない毎日を過ごすジャスミンと、貧しいけれど自由に生きる若者アラジンが冒険に出かけるシーンでこの曲が流れます。見たことも聞いたこともないものを信じたジャスミンって勇気があると思いませんか。本当に信じる力ってすごい！ビオラとキーボードの合奏で二人の気持ちを表現してみました。
† 下の絵をクリックすると動画がスタートします

［余計なこと、ひらめいた］
スタッフが感じた、どうでもいいこと書いてます。

［ジャンル：大人の階段］
案外好きなキャロット・ラペは
薄切りニンジンを甘酸っぱく和えたもの。
今日は干しぶどうも入ってちょっとリッチ。
そこで、「余計なこと、ひらめいた！」
ってか、
子どもの頃、ニンジン泣くほどイヤだったのに
何がきっかけで食べれるようになったのか。
とても不思議です。

それでは、また来週。
外出時はマスク、帰宅時は手洗いを忘れずに！！！
どうぞ健やかにお過ごしください。

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