バーチャル日曜学校(2021年9月26日)

◉9月26日(日) バーチャル日曜学校
聖霊降臨後第18主日
◯神奈川県に発令中の緊急事態宣言が解除されるまでは、バーチャル日曜学校にご参加ください。

【今日のみ言葉】
・マルコによる福音書9章38~43,45,46~48節
◆逆(さか)らわない者は味方(みかた)
ヨハネがイエスに言った。「先生、お名前を使って悪霊(あくれい)を追い出している者を見ましたが、わたしたちに従わないので、やめさせようとしました。」 イエスは言われた。「やめさせてはならない。わたしの名を使って奇跡(きせき)を行い、そのすぐ後で、わたしの悪口は言えまい。わたしたちに逆(さか)らわない者は、わたしたちの味方なのである。はっきり言っておく。キリストの弟子だという理由で、あなたがたに一杯の水を飲ませてくれる者は、必ずその報いを受ける。
◆罪への誘惑
「わたしを信じるこれらの小さな者の一人をつまずかせる者は、大きな石臼(いしうす)を首に懸(か)けられて、海に投げ込まれてしまう方がはるかによい。もし片方の手があなたをつまずかせるなら、切り捨ててしまいなさい。両手がそろったまま地獄(じごく)の消えない火の中に落ちるよりは、片手になっても命(いのち)にあずかる方がよい。もし片方の足があなたをつまずかせるなら、切り捨ててしまいなさい。両足がそろったままで地獄に投げ込まれるよりは、片足になっても命にあずかる方がよい。 もし片方の目があなたをつまずかせるなら、えぐり出しなさい。両方の目がそろったまま地獄に投げ込まれるよりは、一つの目になっても神の国に入る方がよい。地獄では蛆(うじ)が尽(つ)きることも、火が消えることもない。


[教えて。校長先生]
★校長先生がみ言葉を分かりやすくお話しします。
イエスさまの弟子であるヨハネが「イエスさまのお名前を言って悪霊を追い出している人がいましたが、私たちの仲間にならないのでやめさせましたと」イエスさまに言いました。(「悪霊」というのは人間に気を狂わせたり悪いことをさせたりする悪魔のようなものです。そういうものがいると昔の人は信じていました。)イエスさまはそれに対して「やめさせてはならない。私の名前を言って親切にしようとしている人はわたしの味方だ」とおっしゃいました。私たちもイエスさまの味方になりたいですね。
イエスさまは、また、イエスさまの味方の人を邪魔(じゃま)する人は「大きな石臼を首に懸けられて、海に投げ込まれてしまう方がよい」とおっしゃいました。また、「もしあなたの片方の手、片方の足、片方の目があなたを悪いところへ行かせるなら、その手、足、目をなくしいてしまいなさい。両方の手、足、目があって悪いことをし、地獄へ行くより、片方の手、足、目で天国、つまり神様の国に行く方がよい」と教えられました。本当に、私たちは絶対に地獄には行かず、反対にイエスさまの味方でいたいですね。

【日曜の美(The art of Sunday)】
★アートを通して聖書に親しみましょう。『イエスとサマリアの女』
今日のみ言葉に出てきた「水」にまつわるお話は他にもあり、この「イエスとサマリアの女」の場面もその一つです。その評判を聞いて疑いを持ったファリサイ派から一時離れるため、故郷のガリラヤに戻るイエスさまは、途中サマリアの地を通る必要がありました。サマリア人はユダヤ人と異なる独特の習慣や信仰を持っていたため、ユダヤ人からは嫌われて差別されていました。そんなサマリアの町の井戸端で座り込んだイエスさまは、水を汲みに来たサマリア人の女性にこう語りかけます。「水を飲ませてほしい」。女性が差し出した水は、イエスさまの喉の渇きを癒したことでしょう。そして女性はイエスさまの言葉で、心の渇きを癒してもらうことになります。17世紀のイタリアの画家グエルチーノは、見知らぬユダヤ人から声をかけられて戸惑う女性を表情豊かに描きました。
イエスとサマリアの女“"""

[教会Tips]
★“知ってなるほど”の豆知識:『一杯の水』
聖書の舞台であるパレスチナに近いアラビアでは、訪ねて来た客にまずコップ一杯の水が出され、それからコーヒーやお茶などの飲み物が勧められるそうです。この水こそが、乾いた大地に住む人たちにとって、「相手をもてなす」という心のしるしなのでしょう。その発祥の地と言われるアラビアからコーヒーがヨーロッパに伝わった際にも、この「もてなし」の習慣が受け継がれたと言われます。独自のカフェ文化が根付いたウィーンでも、注文の飲み物とは別に、グラスに入った水が運ばれてくるそうです。そして明治時代にヨーロッパから多くの文化を輸入した日本の喫茶店でも、同じようにこの一杯の水は守られています。
カフェ

【9月の聖句】
★み言葉を心にいっぱいためて行きましょう。
9月の暗唱聖句は以下の通りです。
見なくても言えるように暗記しましょうね。
『帰りなさい。あなたが信じたとおりになるように。』
(マタイによる福音書 8章13節)


[音のボンボニエール]
ボンボニエールはキャンディ入れのこと。
圭子先生が奏でる、ちょっぴりセンチメンタルな「音」召し上がれ!

今日お届けするのは、おそらく誰もがメロディを知ってるピアノ曲『エリーゼのために』(バガテル第25番)。言わずと知れた楽聖ベートーヴェンの作品です。この曲、「エリーゼという名前の美しい女性に恋したロマンチックな想い」から生まれたと思われていますが、実は『テレーゼのために』だったかもしれないそうです。ベートーヴェンのあまりの字の汚さに、後世の人がテレーゼ(Therese)をエリーゼ(Elise)と読んでしまった可能性があるのだとか。(全然違う気がするけど、ほんとかなぁ…) とは言っても、「エリーゼ」はその上品さや優しさを感じさせる響きから、お菓子や車などにも使われている、いわゆる好感度の高い名前。もしタイトルが『テレーゼのために』だったら、これほどまでメジャーな作品にならなかったかもしれませんね。
※近年、本当にエリーゼだったという説も発表されました
† 下の絵をクリックすると動画がスタートします
音のボンボニエール

[余計なこと、ひらめいた]
スタッフが感じた、どうでもいいこと書いてます。
ピコーン!

[ジャンル:となりは何をする人ぞ]
今日は中秋の名月でした。
みんなは月の中に何が見えたかな?
日本ではうさぎたちの言い伝え…
じっと見てたら
確かに餅ついていた。
そこで、「余計なこと、ひらめいた」
他の国ではどんな動物が見えるのか。
いろんな国の人に
誰がいたのか聞いてみたい!

それでは、また来週。
外出時はマスク、帰宅時は手洗いを忘れずに!!!
どうぞ健やかにお過ごしください。

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