バーチャル日曜学校(2021年3月14日)
バーチャル日曜学校(2021年3月14日)
◉3月14日(日) バーチャル日曜学校
大斎節第四主日
教会の暦は2月17日(水)から「レント(大斎節)」に入りました。
レントはイエスさまご自身が荒野で40日間過ごされ、悪魔の試みを受けられながら神さまと対話されたことを覚え、私たちも自らの信仰を静かに見つめて過ごす期間です。
◯日曜学校は現在休校中です。
「バーチャル日曜学校」を開校していますので、WEBで出席してください。
・ヨハネによる福音書6章4~15節
ユダヤ人の祭りである過越祭が近づいていた。イエスは目を上げ、大勢の群衆が御自分の方へ来るのを見て、フィリポに、「この人たちに食べさせるには、どこでパンを買えばよいだろうか」と言われたが、こう言ったのはフィリポを試みるためであって、御自分では何をしようとしているか知っておられたのである。フィリポは、「めいめいが少しずつ食べるためにも、二百デナリオン分のパンでは足りないでしょう」と答えた。弟子の一人で、シモン・ペトロの兄弟アンデレが、イエスに言った。「ここに大麦のパン五つと魚二匹とを持っている少年がいます。けれども、こんなに大勢の人では、何の役にも立たないでしょう。」イエスは、「人々を座らせなさい」と言われた。そこには草がたくさん生えていた。男たちはそこに座ったが、その数はおよそ五千人であった。さて、イエスはパンを取り、感謝の祈りを唱えてから、座っている人々に分け与えられた。また、魚も同じようにして、欲しいだけ分け与えられた。人々が満腹したとき、イエスは弟子たちに、「少しも無駄にならないように、残ったパンの屑を集めなさい」と言われた。集めると、人々が五つの大麦パンを食べて、なお残ったパンの屑で、十二の籠がいっぱいになった。そこで、人々はイエスのなさったしるしを見て、「まさにこの人こそ、世に来られる預言者である」と言った。イエスは、人々が来て、自分を王にするために連れて行こうとしているのを知り、ひとりでまた山に退かれた。
[教えて。校長先生]
★校長先生がみ言葉を分かりやすくお話しします。
「イエスさまはすばらしい方だ。ただの人間ではない。神さまの力を持っている方だ」といううわさは、イエスさまがお仕事を始めてから、イスラエルの国中に広まって行きました。というのも、イエスさまは普通の人間にはぜったいできないことを次々となさって行かれたからです。今日の箇所でも、イエスさまは、一人の少年が持っていた、たった五つのパンと二匹の魚をどんどん増やして、とうとう五千人もの人たちがまんぷくするようになさったのでした。
どうしてそんなことができたのでしょう。それは私たち人間には分かりません。確かなことは、イエスさまは人間の姿をしていたけれども、神さまでもあったからそういうことができたのです。神さまは法則を作られた方であり、またその法則によって宇宙も作った方です。時間も作った方です。神さまは時間のないところにいらっしゃり、目に見えない法則によって宇宙とすべてのものを動かしていらっしゃいます。また人間はどう生きていくことがよいかという法則も定められました。ですから、私たちは神さまの教え――法則――にしんけんに聴かなければなりませんね。
[教会Tips]
★“知ってなるほど”の豆知識:『もう一つの母の日』
今日は母の日です。と言ったらビックリするでしょうか。レントに入った4回目の日曜日(まさに今日14日)は「マザリング・サンデー(Mothering Sunday)」というイギリスやアイルランドで祝われる母の日です。もともとはこの日、ふだん家族と離れて働く人たちにとって、久しぶりに(生まれ育った)自分の家に帰ることが出来る数少ない休日でした。それが時を経て、お母さんに感謝の気持ちとラッパスイセン(Lent lily=Wild Daffodil)などを贈る日に変わって行ったそうです。この日が過ぎるとレントも残りあと半分。まもなくみんなが待ち望んでいるイースターがやって来ます。
【日曜の美(The art of Sunday)】
★アートを通して聖書に親しみましょう。
当教会のお便り『聖塔』の中には、(在籍の新旧に関わらない)自己紹介のような欄があり、その名はまさに「五餅二魚」。※餅はパンの意味その心は「私たちは神さまからの恵みを分けあっていただいている兄弟・姉妹」という意味でしょうか。
食事を共にする(「同じ釜のメシを食べて」って今は言わない?)ことで、もっと相手と仲良く、そしてお互い身近に感じることが出来るようになると、昔から言われています。今はお休みですが、みんなで一緒に食べる教会食堂のカレーやデイキャンプのBBQが、それはそれは美味しかったこと。うーん、何となく分かりますよね。
さて、マネジメント的な視点でも人を空腹(欲求不満)にさせないことが、成功するリーダーの絶対条件なんだそうです。そんなことまでサラッとこなすイエスさまってやっぱり凄い!
† 下の絵をクリックすると動画が展開します。
【3月の聖句】
★み言葉を心にいっぱいためて行きましょう。
3月の暗唱聖句は以下の通りです。
見なくても言えるように暗記しましょうね。
『神は、独り子を世にお遣わしになりました。
その方によって、わたしたちが生きるようになるためです。』
(ヨハネ第一の手紙 4章9節)
[音のボンボニエール]
ボンボニエールはキャンディ入れのこと。
圭子先生が奏でるあまーい「音」の数々召し上がれ!
日本の春一番と同様に、イギリスにも季節を知らせる風があるそうです。
「すべてを完璧にこなすナニー(教育係)のメリーが突然やって来たのは、冬が始まる東風の吹く日でした。心を閉ざしがちだったバンクス家の子供たちをユーモアと不思議な力で笑顔に変えると、今度は春の訪れを告げる西風に乗ってどこかへ飛んで行ってしまいました。」というのは有名な『メリー・ポピンズ』のお話。メリーは悲しい時、辛い時に人生を楽しくしてくれる、ある特別な言葉をバンクス家の人たちに教えたのでした。それは…
スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス!
† 下の絵をクリックすると音が流れます。
[余計なこと、ひらめいた]
スタッフが感じた、どうでもいいこと書いてます。
[ジャンル:春の逸品]
春を告げる菜の花が八百屋さんの店先に並んでた。
まさに今が旬の食材を、さっと茹でて和え物に。
あぁ、おいしかった!
そこで、「余計なこと、ひらめいた。」
茹でるだけで、なぜ菜の花は目が覚めるような鮮やかな緑色に変わるのか?
とても不思議です。
それでは、また来週。
外出時はマスク、帰宅時は手洗いを忘れずに!!!
どうぞ健やかにお過ごしください。
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