バーチャル日曜学校(2021年4月25日)

◉4月25日(日) バーチャル日曜学校
復活節第4主日

◯山手聖公会は現在礼拝の公開を休止しています。それに伴い日曜学校も臨時休校中です。
バーチャル日曜学校にWEBでご参加ください。

【今日のみ言葉】
・ヨハネによる福音書10:11~16節
わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる。羊飼いでなく、自分の羊を持たない雇い人は、狼が来るのを見ると、羊を置き去りにして逃げる。――狼は羊を奪い、また追い散らす。―― 彼は雇い人で、羊のことを心にかけていないからである。わたしは良い羊飼いである。わたしは自分の羊を知っており、羊もわたしを知っている。それは、父がわたしを知っておられ、わたしが父を知っているのと同じである。わたしは羊のために命を捨てる。わたしには、この囲いに入っていないほかの羊もいる。その羊をも導かなければならない。その羊もわたしの声を聞き分ける。こうして、羊は一人の羊飼いに導かれ、一つの群れになる。


[教えて。校長先生]
★校長先生がみ言葉を分かりやすくお話しします。
イエスさまがいらっしゃったイスラエルの国には羊がたくさんいて、羊飼いもたくさんいました。羊飼いは羊を何十匹も、時には百匹以上も、世話をしていました。羊の食べ物は草です。ですから羊飼いは朝になると自分の羊を全部連れてあちこちの丘に行き、そこで羊たちに草を食べさせます。そして夕方になると家に連れて帰ります。羊飼いはどの一匹のこともよく知っています。だから羊も自分の羊飼いをよく知っていて、自分の羊飼いの声が分かるのです。羊の一番の敵はおおかみです。羊飼いはオオカミが襲ってこないようにたえず見張っています。襲ってきたら、悪い羊飼いは逃げてしまいますが、良い羊飼いは自分が死んでも羊を守ろうとします。なんと素晴らしいことでしょう!
イエスさまは「わたしは良い羊飼いである」とおっしゃいました。その言葉の通り、イエスさまはわたしたちを間違った心から救うために十字架にかけられて死んでくださったのです。ほんとうに何と素晴らしい羊飼いでしょう!!

【日曜の美(The art of Sunday)】
★アートを通して聖書に親しみましょう。
羊飼いイエスさまと従順な羊の取り合わせは、西洋絵画では人気のあるテーマで、たくさんの名作が生まれています。でもスペインの画家ムリーリョが描いた、この幼子のイエスさま(羊飼いのシンボルである杖を持っている)は珍しいかもしれません。迷子になった一匹を連れ戻して、一緒に休憩しているこの場面は、あえてイエスさまを未完成な存在の幼子にすることで、羊(私たち)と同じ目の高さにいてくださることを表しているのかなぁと思ったりします。他にも数多く子供たちを好んで題材に取り上げたムリーリョですが、自らは幼い頃に両親に死別し、成人してからも授かった子供たちを次々に疫病のペストで失っています。この絵にある幼子の姿は、早くして天に召された我が子たちを慈しむかのように、優しく丁寧なタッチで描かれています。

善き羊飼い“"""


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[教会Tips]
★“知ってなるほど”の豆知識:『モフモフの羊』
羊はもともと中近東地域の山岳に生息していた動物が原種で、その後家畜化を通して世界中に広がりました。性格はおだやかで怖がり、群れでいることを好み、群れではお互いがなんとなく周りの羊(人?)を見ながら判断しているそうで、空気を読むのが美徳とされる日本人のような(!)動物ですね。羊は視力が悪くて(でも視界は広く、振り向かないで後ろが見える)近くのものしか見えないらしく、牙や角、鋭い爪という武器を持たないために、一匹だけで敵に襲われたら一巻の終わり。(本当かは不明ですが)おまけに方向音痴なくせに知ったかぶり、ストレス耐性がない(自分のことを言われているようで悲しい…)という、動物史上最弱とも言われる人間並みのHPみたいです。そんな羊が習得した身を守る最善の方法とは、どんな時でも自分たちの側にいてくれる良いリーダーに従うこと。可愛い瞳で懸命に後ろに付いてくるあのモフモフな羊たち。だからこそ羊飼いたちは命をかけて守っているんですね。

【4月の聖句】
★み言葉を心にいっぱいためて行きましょう。
4月の暗唱聖句は以下の通りです。
見なくても言えるように暗記しましょうね。
『神は、独り子を世にお遣わしになりました。
その方によって、わたしたちが生きるようになるためです。』

(ヨハネ第一の手紙 4章9節)


[音のボンボニエール]
ボンボニエールはキャンディ入れのこと。
圭子先生が奏でるあまーい「音」の数々召し上がれ!

日曜学校スタッフの中で「大好きな聖歌」投票をしたら、間違いなくベスト集にランキングされる聖歌476番「暗闇行くときには」(let us light a candle)。『絶望や苦悩の中でも私たちが道を誤らないよう、イエスさまはいつも確かな光で導いてくださっている』という歌です。新型ウイルスの感染再拡大で世の中が混乱する今だからこそ、この言葉を心に刻み、ガックリうなだれて希望までちっちゃくならないようにしたいものです。暗い夜空に輝く星を探すときは… そう、誰もがしっかり胸を張って上を向いていますよね。今回は特別編として歌詞付きの動画でお届けします。
† 下の絵をクリックすると動画がスタートします
音のボンボニエール

[余計なこと、ひらめいた]
スタッフが感じた、どうでもいいこと書いてます。
ピコーン!

[ジャンル:たくさんのフシギ]
いつも身近にいる犬も、実は案外謎だらけ。
我が家のリズさん(犬の名前)の尻尾は、
うれしいときや人がニコっと笑いかけたりするとき、元気にフリフリ U^ェ^U
そして元気がないときや雷が怖いときは、ショボーンと真下に垂れ下がり 。°(ᐡᵒ̴̶̷᷄ᴥᵒ̴̶̷᷅ᐡ)°。
そこで「余計なこと ひらめいた!」
犬の尻尾の感情表現は意図して動かしているのか?
それとも勝手に動いてしまってる?
とても不思議です。

それでは、また来週。
外出時はマスク、帰宅時は手洗いを忘れずに!!!
どうぞ健やかにお過ごしください。
教会でまたお会いしましょう。

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