バーチャル日曜学校(2021年5月2日)

◉5月2日(日) バーチャル日曜学校
復活節第5主日

◯山手聖公会は現在礼拝の公開を休止しています。それに伴い日曜学校も臨時休校中です。
バーチャル日曜学校にWEBでご参加ください。

【今日のみ言葉】
・ヨハネによる福音書14:15~21節
「あなたがたは、わたしを愛しているならば、わたしの掟を守る。わたしは父にお願いしよう。父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる。この方は、真理の霊である。世は、この霊を見ようとも知ろうともしないので、受け入れることができない。しかし、あなたがたはこの霊を知っている。この霊があなたがたと共におり、これからも、あなたがたの内にいるからである。わたしは、あなたがたをみなしごにはしておかない。あなたがたのところに戻って来る。しばらくすると、世はもうわたしを見なくなるが、あなたがたはわたしを見る。わたしが生きているので、あなたがたも生きることになる。かの日には、わたしが父の内におり、あなたがたがわたしの内におり、わたしもあなたがたの内にいることが、あなたがたに分かる。わたしの掟を受け入れ、それを守る人は、わたしを愛する者である。わたしを愛する人は、わたしの父に愛される。わたしもその人を愛して、その人にわたし自身を現す。」


[教えて。校長先生]
★校長先生がみ言葉を分かりやすくお話しします。
今日の聖書の言葉の中には「霊(れい)」という言葉がありますね。「霊」とは何かということは、とても大切なことです。
私たちの体は息(いき)をするから、つまり空気を吸ったり吐いたりするから生きていますね。それと同じように、実は、私たちの心も「心の空気」を吸ったり吐いたりするときに、初めて生きることができます。その「心の空気」が「霊」と言われているものなのです。その霊は神さまに大本(おおもと)があります。神さまには「体」はありません。神さまには霊だけがあります。
私たちが神さまを信じると、私たちの心の中に神さまの霊が入って下さいます。その時私たちの心は本当に生き生きと生きるようになります。私たちも、一人一人、「神さまの霊が私の心の中に入って下さいますように」とお祈りしましょう。

[教会Tips]
★“知ってなるほど”の豆知識:『聖書になれなかった書物=外典』
私たちがイエスさまや弟子たちの言葉や行いを知る新約聖書は、現在四つの福音書を始めとする全27巻の正典で構成されています。一方で聖書と認められなかった文書も数多くあるそうで、それらを「外典(外伝)」と呼びます。聖書になれなかった理由はさまざまですが、正典とのつじつまが合わなかったり、信ぴょう性に欠けるものが、徐々に除外されていったようです。しかし正典が伝えきれなかったエピソードや登場人物(十字架のイエスさまを槍でついた兵士ロンギヌスとか)も多く、有名なお話なのに聖書を探してもどこにも出ていなかったなんてこともあります。この外典を私たちが目にする機会はほぼないと思いますが、2000年に及ぶキリスト教の長い歴史の中でこぼれ落ちていったお話、まだまだたくさんありそうですね。

【日曜の美(The art of Sunday)】
★アートを通して聖書に親しみましょう。
イエスさまや弟子たち同様、絵画など芸術作品に数多く取り上げられる人気の女性がいます。その名前は「ヴェロニカ」。主にヨーロッパで広まった伝説では、処刑場に向かうイエスさまの顔をヴェロニカは自分のベールで拭い、血と汗に塗れたその布にはイエスさまの顔がはっきりと写っていたそうです。新約聖書には彼女の名がありませんが、「十字架を背負うイエスに従った、嘆き悲しむ婦人たち」(ルカ23:27)にその姿があるとされています。また聖書外典の『ピラト行伝(ニコデモ福音書)』に登場する、「血の病」を癒された(マルコ5:25に同じ話)ベレニケという女性だったとされています。顔を拭いただけで「なんでそんな人気なの?」と思いますが、重罪人として処刑される人に憐れみをかけること自体が同罪とされる危険な行為なので、自らの命を省みない堅い信仰の持ち主ということなのでしょう。西洋絵画のアトリビュート(人物や役割を表す象徴)では、彼女の場合、イエスさまの顔が写る布。このような布を持っている女性だったらヴェロニカなのです。

ヴェロニカ“"""


画像クリックで動画がスタート

【5月の聖句】
★み言葉を心にいっぱいためて行きましょう。
5月の暗唱聖句は以下の通りです。
見なくても言えるように暗記しましょうね。
『見てもらおうとして、人の前で善行をしないように注意しなさい。』
(マタイによる福音書 6章1節)


[音のボンボニエール]
ボンボニエールはキャンディ入れのこと。
圭子先生が奏でる、甘酸っぱい「音」召し上がれ!

melody fair
花の時期が終わり、新緑が目にまぶしい季節になりました。日本や中国では古くからこの緑色を「青」と呼び(頭、混乱しそう)、春を表す色、つまり「青春“せいしゅん”」だったそうです。さて、今からちょうど50年前の5月、日本中の若者たちを夢中にする映画が公開されました。イギリス・ロンドンを舞台に、パブリックスクールに通う可憐な少女メロディと内気な少年ダニエルの淡い恋を通して、若者たちの純粋な心や堅い友情を描いた「小さな恋のメロディ(Melody)」。映画のテーマ曲「メロディ・フェア(Melody Fair)」は年月を経っても色あせず、青春(最近は「アオハル」なんて言うみたい)時代の甘酸っぱく切ない気持ちを思いださせてくれます。
「あぁ、もう一度トーストくわえて、あの街角を曲がりたい!」(錯乱)
† 下の絵をクリックすると動画がスタートします
音のボンボニエール

[余計なこと、ひらめいた]
スタッフが感じた、どうでもいいこと書いてます。
ピコーン!

[ジャンル:森の宝石]
あと半月もすれば、スグリ(酸塊)の実はルビーのように輝く赤色に。
グミ、ヤマモモなど、食べられる初夏の実は沢山あるけど、
なんといっても見た目はスグリが一番。
でも鳥も食べない酸っぱさなので、ジャムか砂糖漬けにしかできないの…
そこで、「余計なこと ひらめいた!」
宝石のような綺麗なのに、なぜ鳥はおいしくないのがわかるのか?
とても不思議です。

それでは、また来週。
外出時はマスク、帰宅時は手洗いを忘れずに!!!
どうぞ健やかにお過ごしください。
教会でまたお会いしましょう。

◎バーチャル日曜学校のバックナンバーはこちらからどうぞ。