バーチャル日曜学校(2021年5月23日)

◉5月23日(日) バーチャル日曜学校
聖霊降臨日

◯山手聖公会は現在礼拝の公開を休止しています。それに伴い日曜学校も臨時休校中です。
バーチャル日曜学校にWEBでご参加ください。

【今日のみ言葉】
・ヨハネによる福音書20章19~23節
その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。 そう言って、手とわき腹とをお見せになった。弟子たちは、主を見て喜んだ。 イエスは重ねて言われた。「あなたがたに平和があるように。父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす。」 そう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。 だれの罪でも、あなたがたが赦せば、その罪は赦される。だれの罪でも、あなたがたが赦さなければ、赦されないまま残る。」


[教えて。校長先生]
★校長先生がみ言葉を分かりやすくお話しします。
「その日」とは、十字架につけて殺されたイエスさまが生きた姿で表れた日です。つまり「復活」なさった日です。その日を今では世界中で「日曜日」と呼んで、「休日」、つまり学校も会社も休む日にしているのです。イエスさまが殺された後、お弟子さん達は自分たちも殺されるのではないかと思って震えながら「自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた」のでした。ところが、何と!そこへイエスさまが姿を現したではありませんか!!イエスさまは十字架につけられて息を引き取られたとき、番兵から槍でわき腹を突かれました。また手には釘で十字架につけられた跡がありました。それを「この通り」とはっきり見せて、「あなた方に平和があるように」とおっしゃったのです。弟子達の驚きと喜びはどんなだったでしょう!!!
このことがあったので、その後弟子たちは爆発的な力で、そのことを世界中に伝え、そこからキリスト教が爆発的な力で世界中に拡がって行ったのです。

【日曜の美(The art of Sunday)】
★アートを通して聖書に親しみましょう。『聖霊降臨』
16世紀スペインの巨匠エル・グレコ。実は本名をドミニコス・テオトコプロスと言うギリシア人です。「グレコ」(イタリア語でギリシア=グレコ)というあだ名で呼ばれましたが、本人はずっとギリシア語で絵にサインを残しているので、きっと本名に誇りを持っていたのでしょう。ちょっと気の毒です。グレコは異国の地スペイン・トレドで、その才能を大いに開花させ、この絵の他にも「聖衣剥奪」や「無原罪の御宿り」など、多くの宗教画を残しました。グレコの絵はマニエリスムという技法で描かれ、強いひねりを加えた不自然なポーズやデフォルメされた不安定な構図で、躍動感やドラマ性を表現しています。このマニエリスム、意外にも現代日本の漫画やアニメ(「ジョジョの奇妙な冒険」のような劇画タッチ)に、大きな影響を与えたと言われています。400年以上昔の絵なのに、親近感を覚えるのはそのためかもしれませんね。

聖霊降臨“"""


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[教会Tips]
★“知ってなるほど”の豆知識:『聖霊のカタチ』
エル・グレコの絵に描かれた「聖霊」のカタチは炎。「一同が一つになって集まっていると、突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。」と、弟子たちに降った聖霊の様子が聖書(使徒言行録2:1)に記されています。一方、別の箇所では「(イエスも洗礼を受けて祈っておられると、天が開け、)聖霊が鳩のように目に見える姿でイエスの上に降って来た。」(ルカ3:22)とこちらの「聖霊」のカタチは鳩。でも、同時に「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」という声も天から聞こえてきました。ということは、子=イエスさまだと分かるとして「鳩は神様なのかぁ、でも聖霊が鳩のようにって言ってるし。ということは聖霊って神様?!」と頭、混乱しませんか。普段のお祈りで「父と子と聖霊のみ名において」と唱えていますが、この『父(なる神様)』『子(なる神、イエスさま)』『聖霊』の関係、もっとも分かりにくく、イメージしづらいお話です。

【5月の聖句】
★み言葉を心にいっぱいためて行きましょう。
5月の暗唱聖句は以下の通りです。
見なくても言えるように暗記しましょうね。
『見てもらおうとして、人の前で善行をしないように注意しなさい。』
(マタイによる福音書 6章1節)


[音のボンボニエール]
ボンボニエールはキャンディ入れのこと。
圭子先生が奏でる、あまーい「音」召し上がれ!

今年の5月は例年に増して風の強い日が多い気がします。一昨日は一日中強い風がごうごうと音をたてて吹いていましたが、弟子たちに聖霊が降った時も(聖書みたいに)こんな音がしていたのかもしれません。さて、今回はこの「風」がテーマ。映画「猫の恩返し」の主題歌にもなった『風になる』をインディーズバンド風(ふう)にお届けします。風にもいろいろあるけど、物を吹き飛ばしたり、壊してしまうような自己主張の強いのはちょっと困ったもの。誰もが心地良くなる、頬を撫でるような優しい風に私はなりたい。
† 下の絵をクリックすると動画がスタートします
音のボンボニエール

[余計なこと、ひらめいた]
スタッフが感じた、どうでもいいこと書いてます。
ピコーン!

[ジャンル:水面下の攻防]
よく散歩に行く近所の公園。
とっても大きな池では
ちょっと前まで水鳥たちが遊んでたけど
今では足(?)の踏み場もないくらいに
たくさんの睡蓮で埋めつくされている。
そこで、「余計なこと、ひらめいた!」
短い期間にあっという間に増えた睡蓮。
水の下では根っこが絡まって
いやにならないのか。
とても気になります。

それでは、また来週。
外出時はマスク、帰宅時は手洗いを忘れずに!!!
どうぞ健やかにお過ごしください。
教会でまたお会いしましょう。

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