バーチャル日曜学校(2022年1月30日)

◉1月30日(日) バーチャル日曜学校
顕現後第4主日
◯神奈川県に適用中のまん延防止等重点措置が解除されるまでは、バーチャル日曜学校にご参加ください。

【今日のみ言葉】
・ルカによる福音書4章21~32節
そこでイエスは、「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」と話し始められた。皆はイエスをほめ、その口から出る恵み深い言葉に驚いて言った。「この人はヨセフの子ではないか。」 イエスは言われた。「きっと、あなたがたは、『医者よ、自分自身を治せ』ということわざを引いて、『カファルナウムでいろいろなことをしたと聞いたが、郷里のここでもしてくれ』と言うにちがいない。」 そして、言われた。「はっきり言っておく。預言者は、自分の故郷では歓迎されないものだ。 確かに言っておく。エリヤの時代に三年六か月の間、雨が降らず、その地方一帯に大飢饉が起こったとき、イスラエルには多くのやもめがいたが、 エリヤはその中のだれのもとにも遣わされないで、シドン地方のサレプタのやもめのもとにだけ遣わされた。また、預言者エリシャの時代に、イスラエルには重い皮膚病を患っている人が多くいたが、シリア人ナアマンのほかはだれも清くされなかった。」 これを聞いた会堂内の人々は皆憤慨し、 総立ちになって、イエスを町の外へ追い出し、町が建っている山の崖まで連れて行き、突き落とそうとした。しかし、イエスは人々の間を通り抜けて立ち去られた。 イエスはガリラヤの町カファルナウムに下って、安息日には人々を教えておられた。 人々はその教えに非常に驚いた。その言葉には権威があったからである。


[教えて。校長先生]
★校長先生がみ言葉を分かりやすくお話しします。
イエスさまは「神の子」、「神様の子供」でした。なぜなら、イエスさまは神様のことを「私のお父さん」と呼んだのです。では、人々はそのイエスさまのお話をよく聞いたでしょうか?いいえ、そうとは言えない人もいました。イエスさまの故郷の人々は「なーんだい、あれはあそこのヨセフの子供じゃないか」と言って、イエスさまの言葉を神様の言葉として聞こうとしなかったのです。そこでイエスさまは「預言者」(神様の言葉を伝える人)は自分の故郷では歓迎されないものだ」と言って、これまでそういうことがたくさんあったことを話したのですが、それを会堂の中で聞いていた人たちは怒って、何ということでしょう!イエスさまを山の崖まで連れて行って、そこから突き落とそうとしたのです。そこでイエスさまは人々の間を真っ直ぐに通り抜けて行きました。そして故郷ではない「カファルナウム」の町で教えると、人々はその教えの素晴らしさに非常に驚いたのでした。イエスさまの言葉を神様の言葉として聞く人と、そうではない人とがいたのですね。私たちはどっちになりましょうか。

【日曜の美(The art of Sunday)】
★アートを通して聖書に親しみましょう。『エリヤ、やもめの息子を生き返らせる』
先週のイザヤに続き、今日は預言者エリヤが登場しました。エリヤと言えば、ユダヤではモーセ以降最大の預言者と見なされていて、イエスさまのお話の中にもその名前が登場します。(ルカ9:33,マタイ15:36)エリヤは異教を崇拝するアハブ王の不信仰のために、全土が数年激しい干ばつに襲われることを伝え、王と王女からひどく憎まれます。命を狙われたエリヤを神様は人里離れた谷にかくまうのですが、食べ物を届けるのが何と鳥(カラス)でした。その後、神様の指示で訪れたやもめ(夫を亡くした婦人)にも世話になって命を繋ぎますが、亡くなった彼女の息子を神への祈りで生き返らせた場面がこの絵です。作者フォード・マドックス・ブラウンは、エリヤの命を助けた鳥たちを絵の中に印象的に配置することで、蘇った子供を抱きかかえるエリヤ自身も、いつも神に見守られている弱い存在だと伝えたかった気がします。

預言者エリヤ“"""


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[教会Tips]
★“知ってなるほど”の豆知識:『光芒』
テレビの天気予報を見ていたら、雲の切れ目から太陽光が帯状に伸びる「光芒(こうぼう)」の話をしていました。英語では『Angel’s Ladder』<天使の梯子(ハシゴ)>と呼ばれ、厚い雲の隙間から一本の道のように差し込んでくる光の帯は、確かに天から地上に下りてきた梯子のように見えます。旧約聖書のヤコブが夢で見た天の梯子(創世記28:12)は、こんな姿だったのでしょうか。
さて、この気象現象は秋から冬にかけて良く起き、雲を構成する水滴より、さらに小さくて目に見えない水滴が大気中を広範囲に浮遊することで、太陽光が散乱されて発生するそうです。カラカラに乾燥していた空気にも、このところ少しだけ湿気が感じられるようになりました。冬から春への移り変わりは、すでに始まっているのかもしれませんね。
光芒

【1月の聖句】
★み言葉を心にいっぱいためて行きましょう。
1月の暗唱聖句は以下の通りです。
見なくても言えるように暗記しましょうね。
『初めに、神は天地を創造された。』
(創世記 1章1節)


[音のボンボニエール]
ボンボニエールはキャンディ入れのこと。
圭子先生が奏でる、懐かしい「音」召し上がれ!

今日お届けするのは、ポーランドの女性音楽家テクラ・バダジェフスカの「乙女の祈り」。日本では長く愛され続けている曲ですが、祖国ポーランドでは忘れ去られた作品となり、彼女についても知る人はほとんどいないそうです。
1829年(異説あり)に裕福な家庭で生まれたテクラは、多くの少女がそうだったように、幼い頃からピアノに親しんでいました。この「乙女の祈り」は1851年に作曲され、その楽譜を自宅や音楽店で本人自らが販売していたそうで、ネットやマスメディア広告の無い時代に100万部という驚異的な売り上げがありました。一方で、古い慣習から男性優位であった当時、どんなに素晴らしい曲を書いたとしても、正規の音楽教育を受けていない「女性」の、単なる趣味の延長としか扱ってもらえなかったとも言われています。題名の“乙女”は聖母マリアを指しているそうで、この曲を作りながらテクラは何を祈っていたのでしょうか。
その後彼女はわずか30歳の若さで世を去りますが、この美しいメロディは世界中に広まり、地球の反対にある日本では誰もが知っている曲になりました。
※東海道新幹線新横浜駅のホームドア警報チャイムにも使われています。
† 下の絵をクリックすると動画がスタートします
音のボンボニエール

[余計なこと、ひらめいた]
スタッフが感じた、どうでもいいこと書いてます。
ピコーン!

[ジャンル:大人の階段]
寒い日は鍋料理と決めて食材を用意。
野菜はセリ。
春の七草の「セリ・ナズナ…」のセリ。
強い香りとほろ苦さが、うん、いいね。
鍋をつつきながら…
「余計なこと、ひらめいた!」

いつ頃から、この苦みをおいしいと
感じるようになったんだろう?
この根を最初に口にした人、
どんなきっかけがあったんだろう?
なんだか、とても不思議です。

それでは、また来週。
外出時はマスク、帰宅時は手洗いを忘れずに!!!
どうぞ健やかにお過ごしください。
教会でまたお会いしましょう。

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